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数学の中学校・高校教員(教諭)免許を取得できる通信制大学を一覧にまとめました。
小学校で習う算数とは異なり、数学になったことで教師としての役目も変わって来ます。
学問としての数学はもちろん大切なのですが、生きて行くための基礎力としても重要だからです。
例えば買い物をする時、3割引セールでいくらになるのかとか料理を作る時に2人分の材料なら何をどれだけ用意しなければいけないのか数学的な思考を使うと分かります。
さらにマイホームを一括購入する場合と5年待って頭金を貯めてから購入する場合とを比べて、自分たちにとってのメリットやデメリットを考えて把握することも出来るようになります。
総支払額だけで言えば、一括購入の方が得になります。しかしその金額を貯めるには何年も掛かるのが一般的です。
得か損かだけではなく、例えばローンを返済中でも家族で長くその家で暮らせることも満足感を高めてくれる選択肢だと気がつくでしょう。
大切なことは1つの答えが正解ではなく、自分や家族にとって、何を優先して何を後に回すのかというのは、とても数学的な思考を使っています。
生徒たちは新しい公式を学ぶことで、新しい価値観を知るきっかけになります。
その意味でも数学教師が果たす役割は大きく、人生においてモノの見方や考え方、取り組み方まで伝えることができるのです。
だからこそ、数学教師は様々な生徒に数学の面白さを伝えるやりがいと大変さを日々感じることになるでしょう。
高校までの私は数学が得意とは言えませんでした。それが、高校である数学の先生と出会って大好きになりました。
その先生は授業中、わからないところがあっても質問できずにいる私に気づいて声をかけ、放課後に指導してくれました。
その先生のように自分もなりたいと思い、教員をめざすことに。
生徒に「どうして勉強しなきゃいけないんですか」と質問されることがあるのですが、「知識がたくさんあると叶えられる夢の数も多くなる。
勉強は将来の視野を広げるために必要なんだよ」と答えています。
数学を好きになったことで教員という道が拓けた私がまさにそうでしたから。同じように自分も生徒の未来に貢献できたらと思います。
2年生の学級副担任を務めるほか、1年生の数学の授業が1日に4〜5コマ、それに吹奏楽部の顧問として事務を担当しています。
朝の挨拶、出欠の確認、テスト問題の作成、給食指導、授業や行事の準備などをしていると一日はあっという間。
くたくたになってしまう日もありますが、そんなとき力を与えてくれるのが生徒たちの存在です。
生徒から教わることもたくさんあって、授業中、「静かにしなさい」と注意したときに、ある生徒が「先生の言葉を耳で聞くんじゃなく心で受け止めろよ」とみんなに呼びかけてくれたことは忘れられません。
どんなに疲れていても生徒の笑顔のためならいくらでも努力できる。それが先生という存在だと実感しています。
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