トップページ > 教員免許に関するコラム > 教員採用試験の社会人選考について
社会人に有利な社会人選考があるのをご存じですか。どのような制度なのかみてみましょう。
特別免許状とは教員免許状の1種で、大学で教員課程を学ばなくても取得できる特別な免許状です。
教員免許状を持たない社会人などに対して、社会経験などで得た知識や体験を生徒たちに教える先生になるための免許状です。
小学校や中学校、高等学校で全教科を担当できるほか、特別支援学校では理容などの自立教科を教えることができます。
この制度がスタートしてから、2014年度までに延べ700名がこの免許を取得しており、2014年度は全国で92名が採用されました。
たとえば銀行員だった人が高等学校の公民の授業で、銀行マンの経験を活かして、企業経営論や都市経済学、金融論などの授業を行うほか、進路指導についても大学や職業の選び方、就職試験対策など具体的な指導を行った事例が報告されています。
このほかにも柔道が特技の会社員が、高等学校の柔道の先生として採用されたり、電子メーカーの技術者が高等学校で工業の先生として採用されたりした事例があります。
2014年度に社会人選考を実施した地方自治体は40ありましたが、このうち25の自治体が社会人選考を活用しています。
2014年度は16の自治体が、この免除制度を活用しています。