トップページ > 教員免許に関するコラム > 教員に向いている人とは?
中学や高校の教師になりたいと考えている人はたくさんいると思います。
教師をめざすにあたって、適性や向き不向きについて考えたことはないでしょうか。どのような人が教師に向いている人なのでしょう。
「教師になるのは大変だ」「採用試験になかなか受からない」という声をよく耳にします。
まず採用されるまでが難関であるといわれる教員ですが、中学校・高校教員の採用試験の倍率はどれくらいかご存知ですか?
たとえば平成26年度の数字で言えば、中学校教師採用試験の倍率は7.4倍、高校教師の採用倍率は7.2倍となっています。
以前に比べると倍率は下がってきていますが、それでも7倍ほどの倍率があるのです。
採用試験に合格することがどれだけ大変なことなのかは、この倍率からもうかがえますね。
これほど狭き門の教師ですが、やはり向き不向きがあると思います。どのような人が教師に向いているのか、ここでは中学校・高校の教師に絞って見ていきます。
中学校の先生に向いている人とはどのような人なのでしょうか?
まずは教えること、指導することが好きだということは必須ですが、中学校の先生の場合、生徒たちとのコミュニケーションが上手にはかれることが大切になると思います。
思春期で不安を抱えやすい中学生たちの悩みにきちんと向かい合うことができるかどうか。
生徒たちを適切な方向に導く指導力や、優しく見守る包容力があるかどうか。こういった部分がとても大事になってきます。
また、教師の仕事は激務です。毎日の授業や部活動、会議、生徒指導や保護者の応対など、休むヒマがないほど忙しい職業です。そうした激務をきちんと乗り越えていける体力や精神力をもった人が、中学校教師に向いているのではないでしょうか。
高校の先生に向いているのは、研究熱心で人と接するのが好きな人ではないでしょうか。高校の授業ともなれば専門的な内容が増えてきますので、指導力だけでなく探求心や情報収集力も必要になります。
「どうやったらわかりやすい授業になるか」「時代の流れに合った授業を行うには何を取り入れたらいいか」と、日々勉強し工夫を取り入れていけるような人が向いていると思います。
また、教師というのは生徒と直接接する仕事です。ただ一方向に指導を行うのではなく、生徒と正面から向き合って双方向にコミュニケーションをはかることが大切になるでしょう。
進学や就職といった大きな岐路にたつ生徒たちに対して、親身になって適切なアドバイスが送れるようなタイプの人が向いているといえます。
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